株式会社沖縄ソフトウェアセンター 20周年記念誌

株式会社沖縄ソフトウェアセンターの創立20周年記念誌の発刊にあたり心よりお祝い申し上 げます。 御社におかれましては、沖縄県内の情報通信産業を牽引する有力企業の出資のもと、平成14 年10月に前身となる「株式会社フロンティアオキナワ21」を設立されて以来、沖縄県内におけ るソフトウェア開発の技術向上や人材育成に努められ、現在では沖縄IT津梁パークの中核企業 として、ビジネスパートナー 28社、開発要員体制200名弱の組織まで成長するなど、本県の情 報通信産業の発展に大きく貢献してこられました。 また、県が平成10年に策定した「沖縄県マルチメディアアイランド構想」をはじめ、3次に わたる「沖縄県情報通信産業振興計画」や「おきなわSmart Hub構想」の推進により、本県の 情報通信産業が多くの雇用を創出し、沖縄の地理的不利性を克服する外貨獲得産業へと発展で きたのも、御社をはじめとする関係各位の御尽力の賜物だと感謝しております。 現在、沖縄県の情報通信産業においては、約900社の企業の集積と42,000人を超える雇用が創 出されており、着実に同産業の規模は拡大しておりますが、今後の更なる発展に向け、県では 「情報通信産業が変革を通じて『稼げる産業』へと成長し、産業DXを支えるパートナーとなり、 沖縄の産業の持続的な発展に寄与する。」ことを目標とした「おきなわSmart産業ビジョン」を 策定したところです。 同ビジョンは、本県の今後10年間の情報通信産業振興や産業DXの加速化などに向け、各主 体が実施する自発的な活動の指針としても位置づけており、特にソフトウェア分野においては、 付加価値の源泉となる人材の育成・確保に加え、企画力、技術力、マネジメント力等企業の総 合力を高めていくことで、県外から高度な開発案件を獲得していけるよう積極的な取組を推進 することとしております。 同ビジョンの実現のためには、これまで御社で培われてきた高度な技術の活用に加え、新た なビジネスモデルへの転換やイノベーションの創出など、御社の先進的な取組がますます重要 となるものと考えておりますので、今後とも本県の情報通信産業のリーディングカンパニーと して、同産業の振興に御支援・御協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。 結びに、株式会社沖縄ソフトウェアセンターのますますの御発展と関係者の皆様の一層の御 活躍を祈念しまして、お祝いの言葉といたします。 沖縄県知事 玉城 デニー 祝 辞 祝 辞 株式会社沖縄ソフトウェアセンターが創立二〇周年を迎えられ、ここに記念誌を発行されま すことを心よりお祝い申し上げます。 貴社におかれましては、県内の有力なソフトウェア開発会社七社が結集して、首都圏のソフ トウェア開発を受注することを目的に平成十四年一〇月に設立されて以来、情報通信産業の振 興及び国際競争力向上の拠点である沖縄IT津梁パークにおいて、中核企業として協働を進める 起点となり、県外からソフトウェア開発業務を代表受注し、県内のIT人材と技術を活用・集積 することにより、県内IT産業の量的・質的向上に大きく貢献してこられました。これも歴代役 員をはじめ関係者各位が一丸となって日頃ご尽力されてこられた賜ものと心からお喜び申し上 げるとともに、深く敬意を表する次第であります。 また、「ユースエール」企業に認定され、地域の雇用創出やソフトウェア開発人材の育成に も積極的に取り組まれていることにつきましても、誠に意義深いことであります。 公庫は、貴社の設立趣旨及び成長性に期待して、この間出資2回及び融資によりご支援させ て頂きました。政策金融の立場から貴社のお手伝いができましたことを大変喜ばしく感じてい るところでございます。 さて、令和四年五月に策定された「新・沖縄21世紀ビジョン基本計画」の基本施策において、 本県における産業振興、離島・過疎地域の不利性克服、子どもの貧困等の課題の解決や、先端 的なデジタル技術を活用した利便性の高い社会システムの構築に対応するため、情報通信産業 の更なる高度化・付加価値化を推進するとともに県経済の成長に貢献する産業DX(デジタルト ランスフォーメーション)の牽引役としての役割が期待されており、また沖縄IT津梁パークな ど情報通信産業集積拠点の機能強化等が掲げられております。今期スタートした貴社の第6次 中期経営計画の着実な遂行がこれらの施策と効果的に融合し、県経済の振興・発展に一層寄与 されますことをご期待申し上げます。 結びに、松田社長をはじめ関係者各位のたゆみないご尽力に改めて敬意を表しますとともに、 株式会社沖縄ソフトウェアセンターの益々のご発展を心よりご祈念申し上げ、お祝いの言葉と させていただきます。 沖縄振興開発金融公庫 理事長 川上 好久 4 5 20 第1章 年の歩み 第2章 各部・委員会・ BP紹介 第3章 今後の事業展望 資料編 ご挨拶・祝辞

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