株式会社沖縄ソフトウェアセンター 20周年記念誌

The 20-Year History of OSC History 5月 テスト検証人材育成事業で5社コンソーシアムを結成しテスター育成 7月 DLS Notesの沖縄リモートエンハンス開始 9月 沖縄IT津梁パーク開発センターをA棟2階全室に拡張 沖縄IT津梁パーク開発センターをB棟4階に拡張 9月 NSW クラリオンカーナビのテスト開発・検証 11月 DLS 府中事業所にNavitエンハンスに向けて2名派遣 どを行った。(株)東洋ビジネス・エンジニアリン グのニコン輸出管理システム開発では未経験のイ ントラマートでの開発に苦労して他社からの応援 を得て無事納品した。(株)GNSのFLAVUC対応 Android決済アプリ開発は同社と沖縄IT津梁パー クに共同プロジェクト室を構えて大手通信会社や ベンチャー企業と多岐にわたって対応したが開発 手法の相違で協業を断念した。要員派遣では、(株) ケーエスジャパンのビール流通システム構築へ要 員派遣や日本電子計算(株)の中部電力工事監理シ ステム受注に向けて名古屋に派遣などをした。変 わり種としては、(株)NTTデータのASEAN事業 でインドネシアにおける防災分野でのICT利活用 システム導入に関する調査研究支援業務を受注し てJ ICA沖縄国際センターとのアジア人材へのヒ アリングなども実施した。 (株)エクサとのWISEのニアショア開発も完了 し、移行と保守業務での府中派遣は終了を迎え た。引き続き協業を目指して、同社が第一生命情 報システム(株)から受託している個人保険システ ムを沖縄ニアショアに展開するために第一生命保 険(株)の大井第一生命館ビルへ要員3名を派遣し た。しかし、2008年9月に第一生命情報システム(株) が当社の株主になったことにより、当社で直接ニ アショア開発する計画で準備を進めた。最初は比 較的保険知識が小さいNotesプロジェクトから始 めることにして、本社事務所で5名のメンバーを3 カ月間かけてNotes研修を実施した。2009年4月か らは第一生命情報システム(株)府中事業所にエン ハンスに向けて5名派遣、同年7月から沖縄IT津 梁パークA棟2階でNotesのリモートエンハンス業 務がスタートした。開始時には佐々木社長と沖縄 県および株主の関係者を迎えてA棟2階奥のバルコ ニーでオープニングセレモニーを実施した。併行 して追加要員を育成するために沖縄県からの補助 を受けて5社コンソーシアムの「リモートエンハン Notesのオープニングセレモニー 2011年(H23年) 5月 TIDAコンソーシアムを結成し、沖縄県の「新たな組込みシステム 検証基盤構築事業」テスト・検証業務基板のツールを3年で構築 6月 DLSの豊洲事業所にWISE業務受託で2名派遣 8月 DLS Navitのリモートエンハンス開始 11月 CMMI成熟度レベル3達成 2012年(H24年) 2月 DLS 豊洲事業所に個人保険の新契約エンハンスに向けて5名派遣 ス モデル構築推進」を結成してNotesプログラマー を6名育成した。第二弾として同年11月から府中 事業所にNavitプロジェクト向けに2名派遣してリ モートエンハンス事業が立ち上がっていった。 新たな「組込系テスト検証事業」立ち上げに向 けて、2010年6月から沖縄県の補助を受けてテス ティングモデル事業がスタートした。併せてテス ト検証人材育成事業で5社コンソーシアムを結成 して10数名のテスターを育成した。翌2011年には TIDAコンソーシアムを結成して沖縄県の「新た な組込みシステム検証基盤構築事業」に応募・採 択を経てテスト検証業務基板のツール「Horbit」 と「Corona」を3年で構築することになった。(株) NTTデータMSEより池城成久氏を出向受入し役 員補佐としてTIDAコンソーシアムの支援をして もらい2年で「使えるツール」と「使える技術者」 を育成し、3年目で実証事業をしながら4年目の事 業展開を目指したが、コンソーシアム終了と共に 参加社員全員が退職してツールを活かした事業展 開に苦戦した。 組込系の開発およびテスト業務は実績が無いと 受注が困難であるとのことから要員派遣の必要性 が問われ2010年6月には特定労働者派遣事業所を 取得した。 TIDAコンソーシアムのツールを完成させるま での期間、テスト・検証業務に取り組んだ。コン ソーシアム参加企業の(株)キャッツのテスト検証業 務全般と(株)ビズモのリファクタリング成果物のサ ンプル作成業務や日本システムウエア(株)のアイシ ン・エィ・ダブリュ工業(株)のカーナビのテスト検 証業務(ラボ契約)とフォルシアクラリオン・エレ クトロニクス(株() クラリオン)カーナビのテスト開 発・検証を受託した。また、検証技術者育成のた めに株主である(株)アルティスタの広島事業所(客 先の工場)へ社員2名を2年間出向、ビジネスパート ナー4名を3カ月派遣した。育成のための出向・ 派遣であり事業的には先行投資したが、持ち帰り には至らなかった。その他にも(株)CSKアドミニス トレーションサービスのデータ解析ツール用デー タ構築やソニーのPCミドルウェア検証業務と東芝 テックのPOS検証業務などを受託して新たな「組 込系テストセンター事業」を立ち上げていった。 Navitのオープニングセレモニーとプロジェクト風景 68 69 20 第2章 各部・委員会・ BP紹介 第3章 今後の事業展望 資料編 ご挨拶・祝辞 第1章 年の歩み

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