株式会社沖縄ソフトウェアセンター 20周年記念誌

The 20-Year History of OSC ますが、クライアントからの受注や協力会社との 仕事を進める際、OSCの企業として目指す位置づ けと関連してOSCに求められていることも重要で あり、OSCは何ができるのか、または何が役割か を考えながら事業を進めて欲しいです。例として、 このままニアショア開発の専門会社として特化し て進めていくのか、または沖縄県はIT事業の一 つとしてDXに取り組んでいるが、OSCが地域貢 献の役割として、何を期待され、何ができるかな どを経営判断に取り入れながら、次のステップへ 進めていく必要があるのではと考えます。 玉城さん 今後とも沖縄のIT産業を牽引するシ ンボリックな企業への成長を期待します。沖縄県 の経済全体を考えると生産性の向上と賃金上昇が 課題であります。IT業界については、2次請けや3 次請けのような下流工程中心のビジネス構造を上 流工程からの受託に変化させることで、現在、全 国の7割程度である沖縄の平均所得を少しでも引 き上げるモデル的な業界になって欲しい。これを 実現するためにはOSCが牽引役となるための成 長、発展が不可欠であると考えます。また、国を 挙げて経済成長に欠かせないDXの推進にも、そ れを取り込む県内企業のサポーターとして地元の IT業界が新たな領域としてやり遂げられるよう、 中心的な役割を果たしてもらいたいと思います。 饒平名さん まずは年間の売上25億円を達成し沖 縄のIT産業へ貢献して欲しいです。OSCの設立 当初から現在までの14年間で約101億円の受託型 業務を受注しています。今後はローコード開発/ ノーコード開発のようなDXなどを活用し、業務 をデザインしながら実施するサービス型業務へ転 換していく必要があります。サービス型業務を実 施していくためには、沖縄県内で調査や評価がで きる環境を整え、沖縄県外へサービス提供する仕 組みを作る必要があります。沖縄県内の仕事がで きるように定款をもっと緩和し、県外の市場を取 るような仕組みづくりを沖縄県や株主などの関係 者と共に進めてもらいたいです。例えばIT人材 の育成は株主企業と協業できています。企業間の 仕事も同じように協業できる仕組みがあればよい のではないかと考えております。 司会 本日はありがとうございました。 沖縄ITイノベーションパーク(仮称):沖縄側からの提案書 2021年現在の沖縄IT津梁パーク 62 63 20 第2章 各部・委員会・ BP紹介 第3章 今後の事業展望 資料編 ご挨拶・祝辞 第1章 年の歩み

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