株式会社沖縄ソフトウェアセンター 20周年記念誌

The 20-Year History of OSC 司会 皆さま、本日はお忙しいところご出席いた だきましてありがとうございます。沖縄ソフト ウェアセンターは、10月1日に創立20周年の節目 を迎えます。「沖縄ソフトウェアセンターの商号 変更を振り返って」について1つ目のテーマです が、【新・沖縄情報通信産業のための研究会(平井 プロジェクト)報告会の振り返り】ということで 「平井プロジェクトに関わった背景と自分の思い はどうだったか」や「平井プロジェクトにOSC事 業への参画で、どのような役割を担いOSC誕生に どのように貢献したか」など当時のお話を伺いた いと思います。 Theme1 新・沖縄情報通信産業のための研究会 (平井プロジェクト)報告会の振り返り 司会 早速ですが、「平井プロジェクトに関わっ た背景と自分の思いはどうだったか」、「平井プロ ジェクトにOSC事業への参画で、どのような役割 をしてOSC誕生にどのように貢献したか」につい て小嶺さん、玉城さん、饒平名さんお話をお願い します。 小嶺さん 私は当時、商工労働部 情報振興課班長を担当して おり、沖縄県ではマルチメディ アアイランド構想の実現と若 年失業者の雇用を促進する ために巨大なソフトウェア会社を設立したいとい う思いがありました。 マルチメディアアイランド構想では①コールセ ンターなどの情報サービス業、②コンテンツ業の 集積、③ソフトウェア業の育成の3つのシナリオ がありました。①コールセンターなどの情報サー ビス業、②コンテンツ業の集積については過去の 業務経験から作業をイメージすることができまし たが、③のソフトウェアについては、県単独で検 討することが難しく南郷さん、饒平名さんの支援 を受けながら下請け会社ではなく、元請けが可能 な会社を設立することができないか考えておりま した。このタイミングで平井プロジェクトへ参画 できたことで県としてマルチメディアアイランド 構想の実現と、巨大なソフトウェア会社(OSC)を 設立することを加速させることができ幸運であり ました。 玉城さん 私は当時、沖縄総合事務 局経済産業部地域経済課に おいてIT担当の課長補佐 兼産業クラスターチーム長 を担当していました。 その時期は、経済産業省の地域産業政策として 産業クラスター計画が推進されていた頃であり、 沖縄でも他ブロックよりは一年遅れでしたが当地 における産業クラスター計画として、①加工交易 関連、②健康関連、③環境リサイクル関連、④情 報通信関連の4産業を柱に据えたOKINAWA型産 業振興プロジェクトと称した施策を始動させてお りました。私は、所管業務がIT担当ということ もあり、同プロジェクトの情報通信産業のチーム においてチーム長を担っていました。 そのような折に、平井プロジェクトがスタート されたことを受け、平井政務官お膝元の内閣府の 沖縄担当部局からも同プロジェクトをサポートす るようサジェスチョンがあったことから、同プロ 日 時:2022年7月7日(木) 場 所:沖縄ハーバービューホテル 10F バーラウンジ スターライト 参加者:小嶺 淳 様 元沖縄県商工労働部長 当時、商工労働部情報振興課班長 玉城 秀一様 一般財団法人南西地域産業活性化センター専務理事 当時、内閣府沖縄総合事務局経済産業部地域経済課課長補佐兼沖縄産業クラ スターチーム長 當銘 春夫様 (株)りゅうせき代表取締役 社長 元OSC取締役、監査役 佐和田恵英様 (株)ODNソリューション代表取締役会長兼OSC監査役 南郷 辰洋様 当社3代目代表取締役社長 饒平名知寛様 当社2代目、4代目代表取締役社長 現、顧問 与那嶺義明様 当社元専務取締役 司会進行:当社5代目社長 松田 崇 沖縄ソフトウェアセンターの 商号変更を振り返って 座談会 沖縄IT津梁パークの中核企業としてオール沖縄の開発力の総力を結集し再スター トした「沖縄ソフトウェアセンター」について、商号変更に関わっていただいた メンバーから当時の状況とこれからの未来を語っていただきました。 56 57 20 第2章 各部・委員会・ BP紹介 第3章 今後の事業展望 資料編 ご挨拶・祝辞 第1章 年の歩み

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