株式会社沖縄ソフトウェアセンター 20周年記念誌

The 20-Year History of OSC History を計画していると知り営業を掛け、第一生命保険 (株)や(株)大同火災海上保険の実績などが同社に 認められて受注することができた。開発にあたっ ては、本社スペースの不足から藤恵ビル3階にプ ロジェクト開発室を開設して306人月を受注した。 その後、同社とは2次開発やその他のJava案件な ど沖縄ニアショアとして事業拡大する最初の案件 であった。 (株)NSSOL関西との取引は、同社の山田社長 が姫路情報産業協会の会長を兼務されていて、関 西でもIT人材が不足している対策として情報通 信産業に県を挙げて取り組んでいる沖縄県に視察 で来沖したことが縁で、(社)沖縄県情報産業協会 との意見交換会でFo21の会社設立の背景と株主構 成に興味を示していただき、取引が開始された。 同社の要求はオープン系のJava技術者で初期段階 は上流工程への技術者派遣とフレームワークと開 発文化の習得に務めた。化粧品会社のマスタ再構 築、JR東の電気・軌道総合検測車システム開発、 BIシステム技術支援で要員派遣した。 (株)エクサとの取引は、第一生命保険(株)の画 面開発で人的繋がりを作り、開発手順習得で大き な実績が認められ金融部門のみならず産業部門な どからの引き合いも来た。旅行商品開発システム 開発、次期プラネットシステム開発を受注したが 金融部門とは異なり各工程の精査の甘さや基本設 計書などの粒度の粗さから品質の高いシステムを 納品することが難しく、また赤字プロジェクトと なり、その後の取引拡大には及ばなかった。しか し、金融システム部とは後々に(株)エクサの第一 生命保険(株)ニアショア開発センターを沖縄側に 共同で設立を検討したいとの打診が有り、第一生 命保険(株)の大井第一生命館ビルの(株)エクサに、 多い時には4名を派遣して持ち帰り開発に向けて3 年にわたり挑戦したが実現しなかった。 (株)リウコムは、「じゅうだん会」が発足され (株)琉球銀行の第3次オンラインシステムの共同 化に向けて共同版システム移行プロジェクトがス タートして、移行にはメーカー主導で東京と琉球 銀行の浦添ビルの2拠点で多くの要員が動員され ていた。しかし、データ移行や並行処理にはさら なる要員が必要になりメーカー依存では経費がか さむために(株)リウコムが中心となり地元中心の 琉球銀行支援が計画されて(株)リウコム経由で当 社も同プロジェクトに参画した。 沖縄テクノス(株)から将来の資本提携を視野 にニーズが高く安定し、高単価で受注可能なSAP 関連事業の協業提案があり、先行投資でABAP言 語の習得に技術者2名を派遣した。同プロジェク トには沖縄県内のIT会社数社から5〜60名の技術 者を集めて大規模な受託体制を構築するために半 年間を人件費程度の単価で派遣したが、リーマン ショックの前で当初予想していた受注案件が無く 解散となった。 2008年(H20年) 2月 沖縄IT津梁パークの中核企業に向けてFo21の臨時総会 5月 エクサ 次期プラネットシステム開発 5月 NSSOL関西 BIシステム技術支援で2名派遣 9月 (株)沖縄ソフトウェアセンター 臨時総会 キャラクター (ピカチュー )Webサイト開発の支 援、東京ガス導管プロトタイプ開発では工事現場 や地下から携帯端末を活用してガス供給機材など の顧客機密情報を基幹システムへ配信する端末側 システム開発を受注した。 (株)リウコムプロジェクト参画時、オープン 系の経験の浅い技術者が中心でホスト系人材は 皆無で、ホスト経験者数名を中途採用して派遣 することになりホスト系の開発にも実績を作る ことができた。同プロジェクトと第一生命保険 (株)の次期基幹システムへの参画の経験からニア ショア開発をする際の開発室の高セキュリティ 要求が必須と認識した。後に記述するが同セキュ リティ要件は、平井プロジェクトの沖縄IT津梁 パーク建設の際に引き継がれることになった。 2005年11月厚木の日産自動車(株)テクニカル センター(富士通(株)が同建物を取得済み)に要員 を2名派遣して移行のための仕様を確認させ、沖 縄に持ち帰り移行環境を構築して作業をした。ホ スト稼働時の仕様書を基に移植作業を行ったがブ ラックボックスが潜んでいて難航し、当初担当者 は病になりエースを投入してシステムは完成した が本厚木の客先での移行処理で旧システムとの数 値結果が合わず時間を要して結果的に大きな赤字 を出した。 しかし、その実績が日産自動車(株)の孫会社 である日産車体コンピュータサービス(株)に伝わ り、協業するに至った。そして、自動車輸送画面 開発、自動車車体DBシステム開発などニアショ アとしての開発先に結びつけた。 2006年1月から(株)リウコムの大同火災海上保 険(株)新損害保険システムの開発プロジェクト に参加した。同プロジェクトは基幹システムを クライアント・サーバーシステムでの構築でフ ロントシステムはBiz/Browserであり、第一生命 保険(株)のシステム構築で実績があったことと、 多くのBiz/Browser技術者を保有していたのが功 を奏して弊社への開発依頼があり、JavaとBiz/ Browserの開発をトータルで84人月受注すること が県外展開の大きな実績となった。 日本電子計算(株) 新計測器レンタルシステム 開発は、アクシスソフト(株)からの営業情報で Biz/Browserでレンタル事業管理システムの開発 沖縄タイムス 2004年10月22日 36 37 20 第2章 各部・委員会・ BP紹介 第3章 今後の事業展望 資料編 ご挨拶・祝辞 第1章 年の歩み

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