株式会社沖縄ソフトウェアセンター 20周年記念誌

人材育成の取り組み Ⅳ 沖縄ソフトウェアセンターでは、株主企業と共に首都圏域の企業から大規模のシステム改修 の要求を満たし、かつ沖縄県のIT人材の発掘・育成を目的とした活動として、人材育成コンソー シアム(以下、「コンソ」という。)に取り組んでいる。 コンソでは、IT未経験者を基礎から教育し、ソフトウェア開発業務に参画可能な技術者を育 成する研修事業を行っている。 コンソの研修期間は数カ月〜約1年で、月曜日 から金曜日の平日1日8時間の訓練を行う。研修カ リキュラムの主な内容は、プログラマーになる基 礎知識を身に付けるビジネス基礎、プログラム言 語の基礎・演習、ソフトウェア開発の基礎、シス テム開発の実践、プレゼンテーションの訓練、プ ロセストレーニングなどである。また、成果発表 会を開き、学んできた内容を発表する。 (下図は2021年のスケジュール) 2021年度 実績 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 ビジネス基礎 ソフトウェア開発の基礎 システム開発の実践 プロセストレーニング、成果発表 基礎や実践で扱う言語は、「COBOL言語」や「Java言語」である。COBOL言語は、事務処 理や計算処理が得意な言語で、現在でも多くの金融業界などで使用されている。 Java言語は、汎用性の高さからシステム開発やWeb開発など、使用する場面が多岐にわたる。 また、オブジェクト指向言語であるJavaを用いることでオブジェクト指向の概念を学ぶことが できる。 コンソ修了後は、弊社での実案件に参画する。配属先の先輩メンバーとOJT研修を通して、 実務経験を身に付けながら一人前の技術者として成長していく。 2016年〜2021年の参加者は5名~ 10名で、約9割は生命保険案件に参画している。参加者の年 齢は、20代〜40代と幅広い年齢の方が参加している。 ▲研修風景 コンソーシアムの概要および歴史 人材育成の取り組み 今後は市場の早いスピードに対応できる社員を育成していく必要がある。 企業内大学「OSCアカデミー」を設立して人材育成と生産性向上の仕組みをつくる。 主な3つの取り組み内容は以下の通り。 ①人事考課制度と育成制度の紐づけ ②リアル、オンラインでの育成スキームの構築(教育体系化) ③オンライン(動画)を活用した従業員育成の効率化 上記の取り組みを継続的に実施することにより、新入社員の戦力化期間の短縮、リーダーク ラス人材の育成、県内IT企業への地域貢献を図っていく。 0 2 4 6 8 10 12 (名) 2016 2018 2019 2020 2021 コンソーシアム育成実績 生保案件 組込案件 基幹系案件 修了者 (図表1)人材育成コンソーシアムの「育成実績」 人材育成キャリアパス 114 115 20 第3章 今後の事業展望 資料編 ご挨拶・祝辞 第1章 年の歩み 第2章 各部・委員会・ BP紹介

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